“映画づくり、人づくり、まちづくり”
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“三河映画” THE FILMS COMMUNE

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2016/09/01
限界

人間は追い詰められると
体調不良に陥る

頭痛 悪寒 発熱 下痢 蕁麻疹…
“Ben-Joe”の撮影現場でも
キャストやスタッフを前に
何度も目の当たりにしている

かくいう私も
大事な撮影を間近いに控えて
ギックリ腰になった

それらはきっと
精神が限界に達した自分自身に対して
身体がストップをかけていたのだと思う

当然
そんなときは
追い詰められた状況から離れ
休むことが賢明だ

誰だって休息を提案するはず
医者だって
家族だって
親友だって
恋人だって

でも私の考えは違う

そんなときも
いやそんなときこそ
いつもと変わらない
100%のパフォーマンスを
必死でやるべきだと思う

通常で考えたら体調不良から
たとえば60%のパフォーマンスしかできない状態だとしても
100%に近づけろと

たとえストップをかけても
通常通りパフォーマンスをすることを
身体に教え込ませるべきだと思うからだ
まだまだ限界じゃないんだよと

そうすることで
身体に“あれ? 間違いだったのか…”と思わせ
限界を伸ばすことができるのではないかと思うからだ

最近 腰痛の8割〜9割は
精神的な問題だと言われて
カウンセリングで腰痛を治す試みが効果を上げている
これも同じことではないか

もっと言ってしまえば
体調不良だけではない
怪我や事故でさえ
同じではないかと思っている
限界に達したから休むべきだと
訴えているのではないかと

人間は本能的に“変化”を嫌う
身体は“変化”が起きそうであれば
必死で止めるはずだ

だから決して
休むことがいけないことではない

ただ成長(=変化)を求めるならば
身体とも闘わなければならない
限界こそ成長のチャンスなのだから

先日終わったオリンピック
おそらく万全の体調や身体で闘った選手など
ひとりもいないだろう
彼らはきっと
身体の訴えと闘い
それを乗り越え
新たな世界を見たのではないかと思う

監督
岩松あきら

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2016/08/29
新たな章が始まる

設楽町津具にある
セットでの撮影もおしまい
合宿生活もおしまい

そして8月は
再び西三河での撮影を敢行
ロケ地とキャストが連日ほぼ違う
そんな複雑な撮影が続いている

先日ふと
これまでの撮影を振り返り
改めて三河映画のつくり手たちの
志の高さに気付いた

それは…

逆境でも自分の意思を強く持っている
自身の選択に自信を持っている
情熱を根気よく周囲に伝えている
周りの評価に左右されず意思がブレない

そして
自分自身に問いかける

私はこのレベルに到達できているか
自分を信じて突き進む強さが足りているか

あと少しの撮影日数だけれど
私はここまででいいのか
最大限成長したい!

ここで成長できたことを
これから先 出会った人に伝えていきたい!

そんな思いを胸に
今日も次の撮影の準備を進めている

助監督
高橋ゆな

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2016/08/25
津具との別れ

津具に建てたセットでの撮影も
ほぼほぼ終了

怒濤の2か月半の合宿生活に
終止符を打った
キャストもスタッフも
まさに闘いの日々であった

そして
地元の方々への
感謝の日々でもあった

セットや合宿所を
用意してくださったことをはじめ
イントレ※ 照明 カーテンや絨毯 洗濯機 机 椅子…
挙げればきりがないほどの
小道具や大道具の協力
料理などの消え物の準備に
日々の食事の用意…

ここでは書き切れないほどの
協力をしていただいた

そんな津具の方々が
撮影の“お疲れ様会”を開いてくださった
会場に着くと
机には食べきれないほどの料理の数々

撮影を終えて
感謝をしなければならない私たちが
逆にもてなされてしまい

挙げ句の果てには
“津具で撮影をしてくれてありがとう”
そう言われてしまう

まったく津具の方々は
そういう人たちなのだ

私たちは間違いなく
津具の方々の支えなしでは
セット撮影を終えることができなかった

津具の地を離れることが
今から淋しくてならない

監督
岩松あきら


※イントレ=鉄製パイプを使った組み立て式の足場

(写真はセット建設地)

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2016/08/13
不安と緊張こそ成長の種

先日 津具のセットにて
映画“Ben-Joe”の
クライマックス・シーンの撮影が終了

1シーンを昼夜問わず
3日間かけて撮影
さすがにこれだけ時間をかけて
1シーンを撮ったことは初めて

寝不足は当然のこととして
あまりの緊張感から
発熱・下痢・蕁麻疹…
そんなキャスト・スタッフが続出

しかしながら
撮影が終了するとともに
スッと治ってしまうのだから
映画の緊張感というのは恐ろしい

人は今までと同じことを続けていれば
緊張することも
不安になることもないだろう

チャレンジをするからこそ
失敗を恐れ不安になる
でもチャレンジしなければ
成長はできない

だから
不安を感じたり
緊張感に包まれたら
自分は新たな世界に
チャレンジしているんだ
成長できるチャンスだと
むしろ喜んだ方がいい

私は小学生のころ
地域のバスケットボール・チームに所属していたことがある
その指導者はつらい練習を強いて
「無理をしろ! 無理をしろ!」
とマイク片手に巨体を激しく揺すりながら連呼をしていた

子供ながらに
とんでもなく恐ろしいおばあさんだと思っていたが

その後の
精神的な成長の飛躍は
計り知れないものがあった

大人になり
そんなおばあさんのような
存在はもうどこにもいない

映画制作こそが
そんな存在になりえているのかもしれない

監督
岩松あきら

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2016/08/10
「Ben-Joe」小学生エキストラ募集!

応募締め切り 8月15日(月)正午まで!

“三河映画”では、
小学生のエキストラを募集しています!


《撮影内容》
 ★舞台は小学校。以下の2シーンを撮影予定

 ① 休み時間の教室で、クラスメイトによるいじめを見ているシーン
 ② 長放課の運動場で、元気よく遊んでいるシーン

 ※ 衣装・持ち物などは、応募フォームでご確認ください


《参加条件》
 ① → 小学3・4年生に見える子
 ② → 小学生(1年〜6年)に見える子(年齢制限なし)

 ※ ①②両方に出演可能。①のみ、②のみでもOK
 ※ 応募には保護者様の同意が必要です


《撮影日時》
 2016年 8月18日(木)9時〜18時頃
 ※ 雨天延期 8月31日(水)を予定


《撮影場所》
 刈谷市近辺の小学校(予定)
 ※ 日時、場所に関する詳細は、応募受付後、メールにてお知らせいたします


《応募方法》
 エキストラ参加を希望される方は、保護者様の同意のもと、下記サイトの応募フォームよりご応募ください。
 「小学生エキストラ募集 (三河映画「Ben-Joe」)」
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/5d4d7983457836


《募集期限》
 2016年 8月15日(月)正午 必着!
 ※ 先着順にて受付けます。募集期間内でも、定員になり次第、募集終了となります


《備考》

  • その他詳細は、応募フォームをご確認ください
  •  
  • 参加いただいた方々は、映画のエンドロールにてお名前を紹介いたします
  •  
  • “三河映画”は、すべての人が手弁当で参加しています。エキストラ参加の皆さまにも、交通費・食費などを含む報酬のお支払いはできませんことを、あらかじめご了承の上、ご応募ください。

【主催】
 “三河映画”ザ・フィルムズコミューン「Ben-Joe」制作プロジェクト


【お問合せ】
 Email:contact@mikawaeiga.com


【後援】
 刈谷市、刈谷市教育委員会、豊田市、豊田市教育委員会、豊田市観光協会、(公財)豊田市文化振興財団、設楽町、設楽町教育委員会、東三河広域観光協議会、犬山観光協会/犬山ロケサービスチーム、シアターカフェ、トヨタグランド、刈谷日劇

2016/08/08
学び

先日
ヒロイン役の石川野乃花さんから
連絡があった

津具村での撮影が
ひと段落して
少しほっとしていると

監督やスタッフさんキャストさんたちの
様子もいっぱい話してくれた

それを聞いた私は
長い制作期間の中
その熱は冷めるどころか
大きくなる一方に感じた

なんてエネルギッシュな現場
ああ すごいなぁ
と素直に思った

“三河映画”に関わって
私は“参加する”ということの
一つの理想を見た

それは…

自立し出来ること最大限やる

全ての問題について
当事者であっても
ワンマンではなく信頼し合っている

自主制作の“自主”の部分
“やりたいからやっている”

そして
“自分が素晴らしいものをつくるんだ”
という意識が浸透した現場であった

役者として勉強したい
と意気込んでいた私だったが
振り返ってみると
人としてたくさんのことを
学ばせてもらえた現場でだった

私は普段
東京都内に住んでおり
三河映画のメンバーには
なかなか会いに行けない

けれど
プレゼントされた
記念写真を見て
私もがんばろと
密かに気合いを入れている

“Ben-Joe”翔子役
加藤むつみ

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2016/08/05
“三河映画”meets“池袋伊勢志摩映画”

昨日“池袋伊勢志摩映画”チームが
三河の地に
はるばるやってきた

私たち“三河映画”チームと
交流するためだ

映画をつくっていて
監督同士との交流はよくあるが

他の映画制作チーム全体と
交流することは珍しい

しかしそれを望む
“池袋伊勢志摩映画”チーム
やはり“並”ではなかった

“池袋伊勢志摩映画”チームは
“三河映画”チーム同様
自分たちの足下から
世界に向けて
発信できるような映画をつくる
そんな強い思いをもっている

そうした思いを共にする
“池袋伊勢志摩映画”チームと
“三河映画”チームはすぐに意気投合
熱い酒を酌み交わした

揺るぎない思いをもつ
西尾監督率いる
“池袋伊勢志摩映画”チームの印象は
とにかく明るくエネルギッシュ
そして気が利いてよく動く…である

まさに前途洋々のチームだ

最後には
両チームは固い握手をして
別れを告げた

“池袋伊勢志摩映画”チームが
どんな映画をつくるのか
今から期待大である

監督
岩松あきら

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2016/08/02
Ben-Joeの現場を目撃!

撮影現場で私は
助監督としてキャスト・スタッフを
最も近くで見ている

そんな撮影スタッフとして
目撃したこと
それは

Ben-Joeのキャスト・スタッフは
どんな状況でも諦めないということだ

夜のシーンの撮影はたいがい
てっぺん(午前0時)を超える

撮影が早朝まで続くこともよくあり
全員が睡魔と闘いながら
撮影を続ける

そんな時キャストは
「集中しよう!」「頑張ろう!」
と声に出して
自らに気合いを入れる

キャストの“本気”に応えるべく
スタッフたちは
地道に絵づくりをして
カメラに収めていく

朝が近づき
時間も限られている中
キャストもスタッフも集中力を切らさず
着実にカットを積み重ねていく

チーム全体の気持ちが一つになる瞬間だ

映画の撮影は
思っているほど華やかなものではない
とても地道で淡々としたものだ

だからこそ
1カット1カット丁寧に撮りあげていく
集中力・持久力が大切になってくる

好きなことに対して
どれだけ集中して取り組めるか
好きなことに対して
どれだけ続けて向き合えるか

そうした闘いに
自らも挑みながら
こんな間近でその闘いを目撃できること

それは
とても大変だけれど
とても楽しい時間である

助監督
高橋佑奈

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2016/07/26
なぜ救世主は現れないのか

窮地に立たされれば
必ずや救世主は現れる

こんな映画や漫画の世界のようなこと
現実に起きるわけがない

その通りだ

前作“幸福な結末”の撮影でのこと
ビルの屋上のロケ地が
ことごとく断れ続けた
主人公が投身自殺する場所のためだ

そんな中
唯一OKが出たロケ地から
クランクイン直前
突然NGが出た

理由は
そのビルで本当に
投身自殺をしてしまった人がいたからだ

必死のロケ地探しをするものの
時間が迫り
クランクインをしてしまうことに…

撮影日が近づくにつれ
救世主など現れることないと
諦めた始めたとき
あっけなく問題は解決された

救世主が現れたのだ

「幸福な結末」の制作時には
このほかにも
追い込まれるたびに
それは決まって
思いもよらないところから現れた

それはなぜか?

偶然が重なったから?
運が良かったのか?

いやきっとそうではない

その答えは単純明快で
“絶対諦めたくない”と
強く思っていたからだけなのではないか

そもそも普段私たちは
窮地に立たされることなどほとんどない
そこまで闘うことなどない

窮地に立たされる前に
“どうにもならない”と諦めてしまう
“どうにもならない”と思った瞬間
その問題はいきなり
“どうでもいいこと”に変わってしまう

つまりは
救世主が現れるほどの
窮地に立たされていないから
救世主が現れないのだ

ただ救世主が必要なほど
強く求める思いがないだけ

“Ben-Joe”の制作でも
幾度となく窮地に立たされた

いや
諦めない強い思いを持ち続けることで
窮地に立つことから逃げなかった
(正確にはスタッフひとりひとりに窮地に立ってもらったのだが)

そして
問題解決の可能性を
ひとつずつ試していき
一生懸命もがき続けた

それと同時に
大きな声で助けを求めた

すると
やはり思いもよらないところから
必ず救世主が現れる

決まって思いもよらないところから
現れるのも偶然ではない

もし思いがよるところから
救世主が現れるのであれば
それは窮地に立たされる前に
その問題は解決している

想像力を超えたところから
現れるからこそ救世主なのだ
人間のチープな想像力を
過信しすぎないことも大切となる

救世主が現れる経験を重ねることで
人は“諦めない”気持ちを
強くもてるようになるはず

窮地に立たされれば
必ずや救世主は現れる

三河映画のメンバーは
このことを幾度となく実感している
だから
三河映画は決して諦めない

監督
岩松あきら

(写真は「幸福な結末」のクランクインの様子)

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2016/07/23
早紀と私

「早紀(“Ben-Joe”のヒロインの名前)」という1人の少女と
出会うことが出来て
「私」が毎日変化していく実感をする

自分の限界を身体で感じ
それでも諦めたくないと意地を張る

気持ちが溢れてしまって鼓動が高まり
手が震え涙が止まらなくなって
息ができなくなる

そんな精神状況の中
クライマックスシーンの撮影は
日中から深夜まで
3日間にも及んだ

脚本の中の「早紀」は
「私」より早く成長してしまった
「早紀」に追いつくことができなかった「私」は
撮影を止めて「わからない」と
監督にぶつけることしかできなかった

「僕では伝えることのできないことを君が伝えて欲しい」

監督から返ってきた言葉だった

私がカメラに再度顔を向けるまで
誰一人何も言葉を発することはなく
「私」が「早紀」になるのを
みんなが待つ

やらなくちゃいけないことが
ここにはある

言葉の力を借りて
「早紀」という少女の力を借りて
現場のみんなの力を借りて
やり遂げたいことが
ここにはある

この現場に立てていることに対する
感謝の気持ちを
どう綴ったら良いのかわからない

やっぱり役者というお仕事が
大好きなんだと思う

「早紀」に出会えて良かった

「早紀」のおかげで
「私」も成長できたのではないかと思う

“Ben-Joe”ヒロイン早紀役
石川野乃花

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