“映画づくり、人づくり、まちづくり”
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“三河映画” THE FILMS COMMUNE

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2016/06/27
新しい世界

私は今回
三河映画さんの
津具村での合宿撮影に
2泊3日参加させていただいた

そこで全く
“新しい世界”を目の前にした

いつもはスクリーンで観る
映画の世界
それは実際想像もしたこともなかった
現実が私を待っていた

「カット」の声がかかるまでの
緊張感で息を止めてしまう
それだけの集中力が
現場から伝わってくる

1つのカットにかける思い
それは本当にすごく
ヒロインの石川野乃花さんの
全力で挑む演技に言葉を失った

作品をつくり上げることが
どれだけ難しく大変なことなのか…

この3日間で映画制作という世界を
目に焼きつけた

新たな経験を感じたい
もっともっと映画の世界を知りたい
素晴らしいこの作品をたくさんの方に知ってほしい
今回の経験を今後の人生に繋げていきたい

そんな思いが込み上げてくる
刺激的な3日間だった

安斉ゆか

(6月末の3日間。体験スタッフとして“Ben-Joe”の撮影に参加した安斉ゆかさんの日記より抜粋)

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2016/06/24
嘔吐に血しぶき…

映画「Ben-Joe」では
至るところに特殊効果が登場

特殊効果のあるシーンは
全部で30以上もある

今まで撮影した
特殊効果のシーン中で
一番時間がかかってしまったのが
お風呂場でのシーン

内容については
完成した作品で確認して頂くとして
数え切れないほどの
リテイクを出してしまった

最も大変だったのは
病院の手術室をお借りしての撮影

4人が息を合わせて
仕掛けを動かさなくてはいけなくて
苦労を重ねた

このほか
キャストさんに
血しぶきが飛ぶシーンでは
当日ギリギリまで
調整をしながら撮影に挑んだ

監督の「カット」の声がかかる瞬間まで
緊張していたのを覚えている

特殊効果のある撮影は
クライマックスまでまだまだ続く

今までの撮影の困難を忘れず
その反省を
新しい撮影に
生かしていきたい

メイク・特殊メイク担当
岩井菜摘

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2016/06/22
北野武方式

前作“幸福な結末”は
1か月間撮休ゼロという
殺人的なスケジュールで撮影を敢行

この怒涛のスケジュールによって
“幸福な結末”は完成させられた
キャスト・スタッフは文字通り
満身創痍での撮影であった

今回“Ben-Joe”の撮影は
この反省を生かして

基本的には
1週間撮影をして
1週間撮休を取るという
北野武方式を採用

北野武監督は
テレビの仕事もあるため
1週間映画の撮影をし
翌週にテレビ収録をするらしい

三河映画は
このやり方を取り入れて
隔週で撮影を行っている

撮休の監督の仕事と言えば
撮影済みの編集と
撮影プランの再考
撮影監督との
次ブロックのテスト撮影

編集は
監督の私が行うことがほとんどだが
時には脚本家が行うこともある

その編集結果をもとに
納得がいかないカットがあれば
次ブロック以降で
リテイク(撮り直し)を行っていく

私たちの映画制作は
時間はかかる

しかし間違いなく
映画の完成度は
上がっていくはずだ

監督
岩松あきら

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2016/06/20
蛍を一匹

掌に空に向けて
ゆっくり広げる

1日の撮影を終え
癒しの景色を
スタッフとキャストで見上げる

セットが建つ津具村では
蛍の光が綺麗な
季節になってきました

15歳から実家を離れて上京
ひとり暮らしの石川には

“明日のご飯何かなぁ?”とか
“お風呂入った?”とか

なんだか懐かしい会話が
飛び交う合宿所です

お芝居の相談も
お酒を片手に
熱心に語り合ってくれる先輩達

撮影あとのコミュニケーションも
とっても刺激的

一生懸命な大人の背中を
目に焼き付けながら

そしてまた朝がきて
撮影が始まる

“よーい!スタート!”

“Ben-Joe”ヒロイン早紀役
石川野乃花

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2016/06/14
折り返し地点

今私は
津具で合宿生活を送りながら
“Ben-Joe”の撮影に参加している

去年の今頃は
まだ打ち合わせや会議をしていたが
もう撮影も折り返し地点

合宿生活もこんなに長くは初めて
メイクスタッフとして
ここまで深く関わった作品も初めて

最初はいろいろ
戸惑うことが多かったが
少しずつ楽しくなってきている

ただ楽しいだけではなく
メイクでも特殊効果でも
毎回のように課題があり
自分だけの力ではなく
周りのスタッフやキャストさんに助けてもらいながら
成長している

そして
最後の撮影の日まで
成長し続けたい
この気持ちを忘れずに

明日からも
撮影現場に挑んでいく

メイク・特殊メイク担当
岩井菜摘

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2016/06/11
成長の種

三河映画に出会って3年目の今
私は津具のセットで
助監督として走り回っている

始まりはオーディションだった

“Ben-Joe”の
オーディション告知のチラシにかかれた
裸の女性が膝を抱えてうずくまる
強烈なビジュアルと
挑戦的なキャッチコピー

『あなたには、この映画に出る勇気があるか!?』

私の答えは“YES”だった

足を運んだオーディション会場で
最高に熱いメンバーに出会い
スタッフとして
三河映画の仲間に加わることを選んだ

それから早いもので
大学生活と同時進行で
2年間
映画制作の準備に携わり
3年目の現在
撮影合宿の日々を送ってる

撮影現場を
1日1日乗り越える度に
成長の種が
少しづつ大きくなろうとしているのを感じる

それは
未熟な自分との闘いの日々…
けれども
種はいつか花になるはずだ

これこそが
成長したいと願い続ける私の
三河映画で闘う理由

“Ben-Joe”助監督
高橋ゆな

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2016/06/09
完全合宿開始

いよいよ始まっている
津具村での映画制作

キャスト・スタッフの
完全合宿による撮影だ

ここには
コンビニもない
テレビもない
Wi-Fiもない
交通手段は車のみ

合宿所は
セットから歩いて一分のところにある

よって
キャストもスタッフも
歩いてセットへと移動

ひたすら
映画づくりに没頭の日々だ

合宿所には
水洗トイレも
お風呂もなく
不便なところもあったのだが

先日
地元の方のご厚意で
仮設風呂が設置された

屋根付きではあるものの
家の外に設置されたお風呂での
昼間の入浴は最高だ

普段私たちが住んでいる場所と比べれば
確かにここには便利なものが少ない

しかし
その代わりにあるのは
映画制作に専念できる環境と
地元の方のご厚意だ

毎日
津具の方たちが合宿所に足を運んで下さり

食事を作って頂いたり
お風呂を貸して下さったり
おうちに招待して下さったり
セットや小道具も作って下さったり
機材を貸して下さったり…

こんな素晴らしい環境で
「Ben-Joe」の撮影が
進められていることに感謝しつつ
ウグイスの鳴き声に包まれながら
今日もセットへと向かう

岩松あきら

(写真は合宿所に設置された仮設風呂)

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2016/05/12
時は金なり

前作「幸福な結末」の反省から
「Ben-Joe」では
しっかり時間をかけて
撮影をしているが

ある日
東京から泊まり込みで
撮影に臨んでいる役者さんが
丸一日撮影ができない日ができてしまった

彼女にそのことを詫びると
こんなことを言われた

プロのように
お金をかけられないから
プロに負けないような
いいものをつくろうとすれば
時間はかかるよね

彼女の言葉を聞いて
ある諺の意味を
ずっと取り違えて
理解していたことに気づいた

時は金なり

この有名な諺の意味は
時間を大切にすべきだと
ずっと思っていたが
そうではなく
まさしく
「時間=お金」という意味であり

時間をかければ
お金に値するものが出来るという

三河映画の本質を語る
諺だったのだ

私たちは今後も
熱意と時間を武器に
撮影に臨んでいく

岩松あきら

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2016/05/10
意志あるところに道は開ける

私たちの映画制作は
商業映画とは違い
制作費0円から始め
スタッフ・キャストは全員
手弁当と熱意で参加している

病院 スポーツジム ラブホテル コンビニエンスストア 大学 ショッピングモール…

「Ben-Joe」では
様々なロケ地で撮影を行っているが
お金もない私たちに
ロケ地を提供してくれるところは多くはなかった

ロケ地探しに苦労していた2年前
困り果てた私は
ロケハン担当のスタッフと
豊橋のフィルムコミッションに相談に出かけた

ロケ地の紹介をしてもらえるのではないかと
正直下心を持っていた私たちに
担当の女性が言われたのは
具体的なロケ地の紹介ではなく

「意志あるところに道は開ける」

その一言であった

その言葉で
自分たちの意志の弱さに
ハッとした私たちは
目が醒める思いだった

彼女の言葉のおかげで
今は全てのロケーションの提供の方々に
私たちの思いを理解していただき
全面協力をして頂いている

協力者が少ないと嘆くことは
自分たちの思いが弱いことを
嘆いていることに他ならない
今はそんな気持ちで
映画制作に臨んでいる

岩松あきら

(写真は病院での撮影風景)

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2016/05/09
津具で繋ぐ 津具を繋ぐ

これは
スタッフのひとりが考えてくれた
津具村で撮影をする
私たちの合言葉である

カーペット マット 水道器具 ロッカー 清掃道具入れ お米 野菜サラダ諸々 漬物 五平餅 ヨモギまんじゅう トマトジュース たけのこ(掘れたて) 柏餅 トイレットペーパー バナナ お菓子 ティッシュ お寿司 ケーキ お茶 缶コーヒー おにぎり めざし 小松菜料理 玉葱料理 クッキー キュウリ…

これらは何か?

実は
これらは全て
このGWだけで
私たちに協賛していただいた
品々である

セットの小道具から
ケータリング等
本当に津具の方々の
温かさに感謝の日々である

元AKB48の大島優子ふうに言えば

頂いたものは
「物」ではなく「愛」である

そんな方々に
私たちも「愛」でお返ししたい
私たちの「愛」とは何か?

そう
私たちの思いを詰め込んだ「映画」である

私たちの「映画」は「物」ではない
「愛」なのだ

岩松あきら

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