本作品は、愛知県三河地方の地域力を結集させた映画制作を目指した。オーディションは、愛知県豊田市で行い、全国から熱い思いを持った役者たちが集結。600人を超す役者の中から“奇跡のキャスティング”が実現。3か月に及ぶリハーサルを行った。主演の井上秀之は、3か月間、三河の地に移り住んで、撮影に臨んだ。複雑なプロットを含む完成度の高い脚本は、4年の歳月をかけ、18回の書き直しを経て完成。撮影は、1か月間の完全合宿体制で敢行。お米や野菜の食料を始め、布団や食器なども、すべて地元の人たちの寄付でまかなわれた。
●監督:岩松あきら●制作国:日本●時間:122分●ジャンル:ヒューマン・ファンタジー
飽食の時代、満たされない想い。誰もが共感し、誰にも理解されない現代人の“痛み” を描く物語。
1st. ブラック・インディ!参加作品『幸福な結末』に続く、三河映画 第二弾。
※現在制作進行中
●監督:岩松あきら●制作国:日本
◆いわまつ・あきら
高校時代より映画制作を開始。大学では美術科を専攻。大学卒業後も映画制作を続ける。第1作目の『Imomushi』は、世界10大映画祭の一つであるシネクエスト映画祭(USA)で観客賞を受賞、インディーズムービー・フェスティバル入選を果たしている。2006年、愛知県は豊田市を中心に映画制作グループM.I.F.を結成。映像制作部 総括を務める一方、2011年より三河地域を中心に「映画づくり、人づくり、まちづくり」をコンセプトに“三河映画”ザ・フィルムズ・コミューンを立ち上げ、独自の映画祭の企画・運営も行う。現在、映画制作の傍ら、映画制作のワークショップの講師を務めたり、芸能プロダクションで未来の役者たちの演技レッスンの指導にあたったりしている。職業は小学校教諭。