“映画づくり” “人づくり” は “まちづくり”
  • ブログ

“三河映画” THE FILMS COMMUNE

[ ブログ ]

2020/01/09
「幸福な結末 2020」へ

今 助監督の荒川が
「幸福な結末」の再編集を
進めてきており
その作業が一通り
終わったということで

一旦 荒川と私の2人で
その内容を確認をしながら
泊まり込みで
さらに再編集を
進めていくことに…

初期の「幸福な結末」を観て
難解だと口にする人が多かったため
描かれている内容を
分かりやすくするため
カットの順番を入れ替えたり
カットをインサートしたり
思い切ってシーンをカットしたり
全編にわたって
改変を施した

こうしたブラッシュアップの結果
現段階では本編は
初期のバージョンより
10分以上短くなり
エンドクレジットを除けば
1時間45分程度にまで
刈り込まれてきている

現在こうした
再編集に合わせて
音楽もつくり直しが
行われている

今年は「Ben-Joe」とともに
2020年バージョンの
「幸福な結末」も
お披露目できると思う

監督 岩松あきら

※写真は再編集を進める助監督荒川

155-1.jpg

2020/01/05
日本初“STANDING THEATER”にて

先日開催された
三河映画THE FILMS COMMUNEの
独自シアター“STANDING THEATER”の
お披露目パーティー
その様子について
少々ご報告

満員になった会場で
「Ben-Joe」の予告編が
流れ出すと拍手が起こる

予告編の上映が終わると
会場にいた女性のひとりが
声をかけてくださる

私も摂食障害で
長い間苦しんできたから
予告編を観ただけで
涙が出てきた
絶対本編も観に行きたい

自分が経験したことを
同じように苦しんでいる人たちに
伝えることが
私の使命だと思っているから
この映画をつくってくれたことには
本当に嬉しい
すごく意味があることだと思う

そんな言葉をかけてもらい

この映画をつくって
良かったなと感じた
本編を見てさらに
その思いを強くしてもらえたら嬉しい

まもなく立ち上げとなる
大阪映画THE FILMS COMMUNEの
メンバーとも
一足お先に交流
とても熱い夜となった

監督 岩松あきら

写真は大阪映画のメンバーと

154-1.jpg

2020/01/01
ついに独自シアターを完成!

かつて私は
映画制作集団M.I.F.の仲間と
自主制作映画をつくりつつ
その作品を発表するため
自分たちの力で映画祭を
運営し続けてきた…

そして今
三河映画THE FILMS COMMUNEは
映画制作を行いながら
自らが制作した映画を
上映・公開するため
常識を覆す日本初の
立ち見専用の映画館
“STANDING THEATER”の計画を進行

現在8割がた出来上がり
新作映画「Ben-Joe」の
完成に合わせて
この映画館も完成させる予定だ

場所はあえて日本一
刺激的で濃すぎる街
大阪の西成区と
「新今宮駅」を挟んで対面する
裏釜ヶ崎(ウラカマ)に

三河映画THE FILMS COMMUNEは
映画の計画から準備 制作 完成 公開まで
全て自分たちの手で貫き通すといった
究極の自主制作映画の
スタイルを確立させる

今回完成間近の
映画「Ben-Joe」は
この究極の完全自主制作体制
初の映画作品となる

このシアターは
今後 私達の地元三河地域をはじめ
全国展開する計画だ

“三河映画”THE FILMS COMMUNE代表
岩松あきら

写真は、映画館“URAKAMA STANDING THEATER”で「Ben-Joe」の映像チェックをする撮影監督・沓澤。

153-1.jpg

2019/12/28
予告編上映!

フィルムズコミューンの
拠点ともなるシアターが
まもなく完成を迎える

現在完成まで60%の段階だが
12月26日に
お披露目パーティーが開催された
自分も監督と助監督とともに参加

このシアターは
ライブハウスや舞台の
設備も備え持つ
立ち飲みスタイルの飲食店でもあり
今後 映画や演劇 音楽 飲食など
様々な発信の拠点となるだろう

「大阪映画」もここが活動拠点となる

そんな場所で
「Ben-Joe」と「幸福な結末」の
予告編とメイキング映像を上映

三河映画も一歩づつ
着実に歩み続けている

撮影担当 沓澤武志

152-1.jpg

2019/12/17
映像の仕上げ完了!

ここは山口ヒロキ監督の事務所
現在「Ben-Joe」の
カラコレ(※1)作業も大詰め
山口ヒロキ監督とともに
今回「Ben-Joe」の
カラコレに挑んでいるのは
山口監督の右腕の
カメラマンの倉本氏だ

山口監督同様
ひたすら映画を愛する彼は
我々のインディーズ魂に共感し
今回 三河映画の仲間に加わった

私が東京へ出向いた時には
夜中の3時までカラコレ作業を続け
一睡もせずそのまま
自分の撮影現場に向かうという
生活を何度も繰り返し
最終日は20時間
ノンストップで
作業を進めることとなった

元素材の問題点を
見事にフォローし
映像のクオリティを
さらに引き上げる
見事な腕さばき
とても頼もしい存在だ

こうして「Ben-Joe」の映像は
仕上げを迎えた
残すはMA(※2)のみ

監督 岩松あきら

 

※1 カラコレ カラー・コレクションの略。編集段階で撮影時の色相・彩度・明度などを補正したり、意図的に映像を幻想的な色合いにしたりすること。

※2 MA Multi Audioの略称で、編集が終わった後の映像にナレーションやセリフ、効果音、音楽などを入れて、映像作品における音の最終調整をする作業。

151-1.jpg

2019/09/16
インディーズ魂

情熱というのは
激しく高まった気持ち
感情が熱し熱されている心理状態

今まで沢山のことに
情熱を燃やしてきたが
「Ben-Joe」に関わるまで
何年間も高い熱量で
情熱を維持したことはなかった

例えば
「Ben-Joe」の後半の舞台となる
施設での数分のワンシーンを
撮影をするために進めてきたことは…

施設のセットを建てるため
廃校をめぐってのロケハン

撮影許可を取るための準備

作品の世界観に合わせたセット制作

細部に至る小道具の準備

そしてリハーサルから本番

文字で書くのは簡単だが
セットを建てる場所探しには
半年以上費やし

撮影許可も地元の方々や
役場の方達のご協力を得て町長まで
お話をさせていただいた

セット制作は
数年間放置されていた廃校に
水道や電気を通し
撮影のために電気の配線も
一から作り直し
柱や壁も一から制作
巨大な壁を何枚も作り
それにペンキを塗っていく
まさに家を一軒作るレベル
これにも半年かかっている

小道具も映画のイメージ合わせる為
沢山の人達からお借りした

例えば
施設のロケ地に使用したカーテンだけでも
同じ色と素材のものを探すため
たくさんの方たちに連絡をして
様々な場所から寄せ集めた

それでも見つからなかった小道具は
美術チーフを筆頭に
スタッフ全員で制作した
長いものでは数か月を要した

ようやくセットが整うと
役者さんとのリハーサルが始まり
現場に入り徐々に形が見えてくる

ここまでくるのに
軽く2年は費やしている

一人でこんな大掛かりなことが
出来るわけではなく
協力して頂いている
数百人規模の方々や
スタッフ・キャスト全員が
何年もの間
同じ目標に向かって
何年も情熱を燃やした結果
出来上がった映像である

そうやって撮影した素材が
編集段階を経て
ようやく作品になろうとしている

撮影が終わり
編集は監督へバトンタッチしたが
今もなお「Ben-Joe」への
情熱は消えていない

これほどまでに情熱を燃やせるのは
「Ben-Joe」という映画制作で身についた

“今までにない世界へ飛び込む勇気”
“人生を変える為の人間力”
“どんな逆境にも負けない力”
“どんな時も支え合える仲間”

これらが作品とリンクしていくのを
ヒシヒシと感じているからなのだろう

撮影が終わった今も
「Ben-Joe」は同じスタイルで
制作を続けている

どうしてこんなに
時間がかかってるんだ

そう思っている人もいるかもしれない
でもそれは
先ほど書いたように
数分のワンシーンを撮影するために
我々がやってきたことから
少しでも理解してもらえたらと思う

撮影 沓澤武志

※セットの建設のビフォー&アフター

150-1.jpg

2019/09/02
石川野乃花の裏側

今回のブログでは
ヒロインを演じた
石川野乃花さんについて書いてみたい

最初東京のアイドルだと聞いて
みんなとあまり関わらない
タイプの人だと思っていた
初対面のイメージも
ストイックで人を寄せ付けない感じ

自分でメイクするからいいですと言われ
メイク担当の私は
どうしたら良いのかと戸惑ったりもした

リハーサルが始まり
メイクの打ち合わせをするようになり
徐々に関わりが増えてきた

言いたいこともはっきり話すので
全然年下の感じがしなかった

料理上手でリハーサル中にも
唐揚げを作ってきてくれたし
撮影中も自分の出番がないときは
ケータリングを作ったりしてくれた

撮影後
監督と深夜もやっている
スーパーマーケットに買い出しに行き
翌日の撮影のケータリングを
仕込んでくれたりもしていた

私が自分の担当の仕事だけでなく
仲間の仕事を積極的に手伝うようになった
理由のひとつは
間違いなく彼女の影響がある

合宿での撮影で
クライマックスシーンの撮影が近づくと
あまりの緊張から彼女は体調を崩し始めた

そして私に
緊張が頂点に達すると過呼吸になり
手を力強く握りしめてしまうので
もし撮影現場でそうなることがあったら
なんとか手を開かせてほしい
と打ち明けていた

そのシーンの撮影が延々と続き
てっぺん(午前0時)を超え
心配していたことが起こった

彼女は過呼吸に陥り
手を思いっきり握りしめ出した
私は慌てて彼女の手を開こうとした
彼女の手のひらは爪が刺さり
血が滲んでいた

それでも撮影は続けられ
私は彼女の傍に待機し
ハラハラしながら
彼女の鬼気迫る演技を見守った

彼女が全身震えていても
監督はカットをかけない
カットをかけない監督を無視して
彼女を救いに行こうかと
何度も思った

最後までやりきった彼女は
本当にすごい人だと思う

何に対しても
真剣で真面目
素直で明るい
気遣いもできて
誰からにも好かれる人

映画制作を通して
そんな人と信頼関係が築けたのが何より嬉しい
「Ben-Joe」は間違いなく
彼女と私の魂を込めた1本です!

メイク・ヘアメイク・特殊メイク
岩井菜摘

※写真は合宿撮影中の空き時間に食事の準備をする石川さん

149-1.jpg

2019/07/30
一からつくっていく楽しさ

古川が照明マンとして参加した
「幸福な結末」は
シネマート六本木という映画館で
3日間に渡り上映されたが
もっともっとたくさんの人たちに
観てもらいたい作品だ
それはあの作品に関わった人たち
誰もが同じ思いだと思う

そのことを最も強く思っているひとりが
監督だということは間違いない

それをめざして今
「幸福な結末」の再編集の作業に
取りかかっているらしい

これだけの長い年月を経て
ひとつの作品に取り組み続けるのは
執念としか言いようがない

時を経て
ニューバージョンになって
多くの人たちにお披露目できることを
古川自身もとても楽しみにしている

時代が令和になって
再びこの作品に協力してくれた人たち
この作品を見たいと思っている人たちに
お見せできるのは本当に嬉しい

あの作品の撮影現場には
合宿をしながら映画を
みんなで一からつくっていく楽しさがあった
それが「Ben-Joe」へと繋がっていったのだ

そうした空気は
確実に作品に反映されている
作品上映の際には
そんなことも味わって貰えたらと願っている

照明担当 古川良則

148-1.jpg

2019/07/20
熱いギターサウンドに呼応

藤崎涼です
三河映画第一弾「幸福な結末」に引き続き
第二弾である「Ben-Joe」でも
僕は色々と関わっています

「Ben-Joe」では
ギタリストの戸谷勉さんが
音楽監督を務め
テーマソングも手がけられていますが
僕もテーマソングのドラムで
参加しています

プレイも風貌も
ハードロックな戸谷さんは
普段はプロレスのテーマ曲で
熱く激しく弾き倒していますが
「Ben-Joe」の劇中曲では
繊細で優しい
アコースティックギターサウンドを
聴かせてくれます

そしてテーマソングでは
解き放たれたように
熱いエレクトリックギターサウンドで
攻めてきますので
僕もドラムで呼応しています

「Ben-Joe」では
劇中のBGMのほとんどを
戸谷さんが手がけられていますが
僕も一部のシーンのBGMの作曲を
させていただきました

「幸福な結末」のBGMをつくるときも
そうだったのですが
映像を見ながらイメージを浮かべ
シーンに合わせて
音をつくっていく作業は
非常にクリエイティブで
やりがいのあるものです

僕はドラマーなので
ドラムでシチュエーションを
表現したりもするのですが
今回はほぼドラム抜きで
非常にシンプルな曲になりました

「Ben-Joeをご観覧いただく際には
是非曲にも耳を傾けて…」

と言いたいところですが
BGMはスパイスのようなもので
主張しすぎてはいけないのだと今回学びました

BGMはあくまでもBGM(Background Music)
映像の後ろで自然に効果的に
鳴っているのが理想です
料理に使う唐辛子もそうですが
そのさじ加減が難しいところです
辛いだけじゃダメなんです
辛くてもちゃんと美味しさを
感じられていないとダメなんです
それが激辛道なんです!

あれ?
話が逸れてしまった…

とにかく映画を観ている人が
劇中の曲に耳を奪われてしまうようでは
ダメだと思うんです

あくまでも映像をさりげなく
効果的に味付けするスパイスでなければ!


でも時には
激しく主張するのも
ありだとは思いますけどね
何事もメリハリが大切だということです

今回映画の音楽に携わるのは2回目ですが
この経験を普段のドラムプレイや
激辛Lifeにも生かしていこうと思いました

Yo! Rock sick!

藤崎涼

147-1.jpg

2019/07/08
三河映画×ヤマグチヒロキ監督

映画「Ben-Joe」は
大人数が関わってきた
撮影までの準備期間も撮影中も
完全自主制作体制を貫いてつくってきた
そのため膨大な時間が費やされている

その時間の中で
もっとも時間を費やすことになるのが
同じ熱い思いをもった人たちとの
出会いに費やす時間だ

多くの人たちと会い
そして何度も話をする
この繰り返しの先に
協力・共同作業が待っている

ポスプロ(撮影後の作業)では
制作に関わる人間の数が一気に減るが
完全自主制作の姿勢を貫いて
編集作業を行い
音楽制作も行った

そしていよいよカラコレ(※)
カラコレは映画のルックを整える
とても重要な作業だ

その大役を誰にやってもらおうか
思い悩んでいたとき
そこに現れたのが
ヤマグチヒロキ監督だ

彼はデビュー作「グシャノビンヅメ」をはじめ
「ヲノガワ」「メサイヤ」シリーズなど
美術やビジュアルに対するこだわりは天下一品
しかも彼は
インディーズムービー・フェスティバルの申し子
完全自主制作体制の魂が身体に染み込んでいる
「Ben-Joe」のビジュアルを整えてもらうのに
これ以上の人物はいない

三河映画とヤマグチヒロキ監督のタッグ
制作当初には思いもよらなかった幸運に
「Ben-Joe」は恵まれた

監督 岩松あきら

※カラコレ:カラーコレクションの略で、映像の色彩を補正する作業のこと

146-1.jpg