インディーズ魂

※セットの建設のビフォー&アフター

 

情熱というのは
激しく高まった気持ち
感情が熱し熱されている心理状態

今まで沢山のことに
情熱を燃やしてきたが
「Ben-Joe」に関わるまで
何年間も高い熱量で
情熱を維持したことはなかった

例えば
「Ben-Joe」の後半の舞台となる
施設での数分のワンシーンを
撮影をするために進めてきたことは…

施設のセットを建てるため
廃校をめぐってのロケハン

撮影許可を取るための準備

作品の世界観に合わせたセット制作

細部に至る小道具の準備

そしてリハーサルから本番

文字で書くのは簡単だが
セットを建てる場所探しには
半年以上費やし

撮影許可も地元の方々や
役場の方達のご協力を得て町長まで
お話をさせていただいた

セット制作は
数年間放置されていた廃校に
水道や電気を通し
撮影のために電気の配線も
一から作り直し
柱や壁も一から制作
巨大な壁を何枚も作り
それにペンキを塗っていく
まさに家を一軒作るレベル
これにも半年かかっている

小道具も映画のイメージ合わせる為
沢山の人達からお借りした

例えば
施設のロケ地に使用したカーテンだけでも
同じ色と素材のものを探すため
たくさんの方たちに連絡をして
様々な場所から寄せ集めた

それでも見つからなかった小道具は
美術チーフを筆頭に
スタッフ全員で制作した
長いものでは数か月を要した

ようやくセットが整うと
役者さんとのリハーサルが始まり
現場に入り徐々に形が見えてくる

ここまでくるのに
軽く2年は費やしている

一人でこんな大掛かりなことが
出来るわけではなく
協力して頂いている
数百人規模の方々や
スタッフ・キャスト全員が
何年もの間
同じ目標に向かって
何年も情熱を燃やした結果
出来上がった映像である

そうやって撮影した素材が
編集段階を経て
ようやく作品になろうとしている

撮影が終わり
編集は監督へバトンタッチしたが
今もなお「Ben-Joe」への
情熱は消えていない

これほどまでに情熱を燃やせるのは
「Ben-Joe」という映画制作で身についた

“今までにない世界へ飛び込む勇気”
“人生を変える為の人間力”
“どんな逆境にも負けない力”
“どんな時も支え合える仲間”

これらが作品とリンクしていくのを
ヒシヒシと感じているからなのだろう

撮影が終わった今も
「Ben-Joe」は同じスタイルで
制作を続けている

どうしてこんなに
時間がかかってるんだ

そう思っている人もいるかもしれない
でもそれは
先ほど書いたように
数分のワンシーンを撮影するために
我々がやってきたことから
少しでも理解してもらえたらと思う

撮影 沓澤武志